■なぜエヌロクが公衆喫煙所を設置したのか?
大阪府が2025年の大阪・関西万博に向けて進めている受動喫煙防止対策の一環として、JT(日本たばこ産業株式会社)の協力を得て、ノットコーポレーションが運営するエヌロクに公衆喫煙所を設置いたしました。
2025年1月27日より大阪市内では路上喫煙が全面禁止となり、違反者には1,000円の罰金が科されることになります。同年4月からは「大阪府受動喫煙防止条例」が改正・施行され、客席面積30平米を超える飲食店が原則屋内禁煙となり、喫煙専用室や喫煙ブースの設置が必要になるなど、大きな変化が迫っています。
こうした状況を受け、大阪府は公衆喫煙所の整備を進めており、万博開催に向けて120か所新設する計画を発表。60か所は行政が設置し、残り60か所は民間の協力で設置されることが決まっています。ノットはこのプロジェクトに賛同し、地域への貢献、店舗周辺美観の維持とコミュニケーションの活性化を目指して2024年12月にエヌロク公衆喫煙所をオープンするに至りました。
■喫煙所がもたらす新たな価値とは?
現在、全国で喫煙所の撤去が進み、愛煙家の居場所が失われつつあります。
オフィスビル内においても、ビル側が居室内喫煙所設置を断るケースが多く、ビルに喫煙所がない場合、喫煙者は路上で携帯灰皿を持って喫煙せざるを得ないという悪循環が生まれています。
某調査機関の2022年の調査では、成人男子の喫煙率は2024年になった現在でも25%近く存在しています。特に日本の喫煙率は30代から40代に最も多く、会社をけん引する働き盛りの世代に集中していることがわかります。
このデータから見えてくるのは、喫煙所がまだまだ大事な「ビル選びのポイント」であるという事実です。
ビルを選定する内見において、喫煙所のあるなしは未だにテナントの隠されたポイントと言われています。
経営者が愛煙家のケースも数多く、今後もすぐにこの状態が変化するとは考え辛いでしょう。
4月から始まる大阪の受動喫煙防止条例施行により、飲食店の出店場所選びにも喫煙所は大きな影響を及ぼすことが予想されています。
喫煙場所が無くなり続ける今だからこそ、喫煙者と非喫煙者が共存できる社会環境づくりに真摯に向き合うことで生まれる価値があります。
行政やJT(日本たばこ産業株式会社)が積極的に補助制度・サポートを実践している今が大きなチャンスと言えます。
■ノットができること
ノットコーポレーションでは、喫煙者と非喫煙者がともに安心して過ごせる喫煙環境づくりをお手伝いいたします。排煙が叫ばれながらも、80年代、90年代のカルチャーが見直されている現代において、煙草がひとつのステータスや心の拠り所となっている方がいるのも事実です。多様性の時代に様々な嗜好を持つ人々に対応できる柔軟性のある物件は、今後も高い評価を受けることが出来るでしょう。
ノットでは以下のポイントを押さえた喫煙所の設置をご提案しております。
1.ビルや店舗のイメージを損なわない調和のとれた洗練された喫煙所デザイン
2.単なる喫煙スペースではなく、店舗などへの集客人流動線を生み出す空間として設計
3.補助金を活用のアドバイスおよび低コストでの施工を提案
4.非喫煙者目線に配慮した設置に関するコンサルティング
ご興味をお持ちの際には、お気軽にノットコーポレーション担当営業までお問合せください。
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